以前はソフトバンクユーザでしたが、2015/2に乗り換えました。
そのIIJmioですが、長期利用者向け優遇サービスを来月2017/12より開始するようです。
そもそも私が格安SIM (MVNO) に乗り換えたわけ
その昔、私は、東京デジタルホンという携帯電話キャリアを利用していました。たしか1990年代はじめごろのこと。
その後、J-PHONEになってVodafoneになってSoftbankになって……と社名がいろいろ変わっても、ずっと使い続けていた長期利用ユーザです。
キャリア側から見たいちユーザとしては、けっこう忠誠心がある方ではないでしょうか。
J-PHONEのあたりまではけっこうブランドにも愛着はありつつも、その後は正直なところ惰性で同じところを使い続けていただけなので、別に忠誠心とか大層なものではないのですが……。
とにもかくにも同じキャリアを20年以上使い続けていた私ですが、約3年前に3大キャリア(MNO)からの脱出を決意。
長期利用者を置き去りにしたMNP優遇の価格競争や、店頭で繰り広げられる不要オプションの抱合せ契約による料金優遇、複雑化する料金プランに嫌気が差した、というのが理由です。
もちろん、単純に電話代を安くしたかった、というのもあるし、
海外に出かけたときに現地SIMで使うためにSIMロックフリー端末に切り替えたい!
なんていうもくろみもありました。
IIJmioの長期利用者向け優遇
先にMNP優遇の価格競争のことに触れましたが、契約者増のためにキャリアが色々と画策するのは、企業の戦略として理解はできます。ただ、長期利用者としては面白くないのも事実。
その優遇をするための原資はどこから出てるんだよ、とか考えてしまう。
一方、今回IIJmioが発表したのは、3年以上IIJmioを利用継続している長期利用者向けの優遇です。
MNPのなかった時代には当たり前のように存在していた長期利用者優遇ですが、これはいい。
このキャリアを使い続けていてよかった……と思えますね。
ぜひ今後も、新規利用者向け・長期利用者向けのキャンペーンをバランス良く展開して不公平感のないようにしていってほしいと思います。
肝心の優遇サービスの内容は以下の2点です。
- IIJmioモバイルオプションのうち、対象となるオプションのうちどれか1つが永年無料。対象オプションは以下の通り。
- IIJmio WiFi by エコネクト
Wi2 300とBB mobilepointの公衆無線LANにつなぐことができるようになるようです。 - マカフィーR モバイル セキュリティ
- i-フィルター for マルチデバイス
- トビラフォン for Android
- 1GBの高速データ通信量(クーポン)を1年に3枚配布してもらえる。
普段は10GBでやりくりし、容量が大きく不足しそうな月は一時的にデータオプションを契約するような運用で節約していますが、データオプションだと最低20GBの追加になってしまうのでクーポンがあると細かく融通がききそうだ、というわけです。
ソース:長得 [IIJmioプレミアム特典]
いま気になる格安SIM (MVNO) サービス
IIJmio
自分が使い続けていて、しかもここまでの記事で持ち上げておいてナンですが、IIJmioをおすすめの格安SIMサービスとして万人におすすめできるかというと、正直なところ微妙です。その最大の理由は通信速度。
昼休みや夕方など、お世辞にも速いとは言えない状況が続いています。
しかし、技術的に信頼できる会社であることは確かです。
例えば最近だと、北朝鮮ミサイル関連で話題になったJアラート。
MVNO(格安SIM)では受信できるの?……といった疑問がMVNOユーザの間で渦巻いたときに真っ先に丁寧に解説したのがIIJmioです。
SIMロックフリースマホ(格安スマホ)では受信できるの?
IPv6という次世代規格(と言われ続けて何年もたっていますが)に対応しているMVNOも2017/11現在でたぶんIIJmioだけ(と、ライバルたるmineoさんが言っていました)。
iPhoneの新機種・新OSが出たときなどに問題がないか確認して情報公開するのも迅速です。今でこそ他のキャリアもtwitterでサクサク報告してくれていますが、こういう情報を最初に提供し始めたのはIIJmioではなかろうか。
技術面だけでなく、料金もかなり安いほうに分類されます。特にファミリー利用に対してファミリーシェアプランやデータオプションのタッグは強力です。
などなど……。
IIJmioを選択する理由は多々あると言えるでしょう。
ところで、どうしても褒めづらい回線速度については少しだけ補足します。
MVNO界では、登場当初にスピードが早くもてはやされていた会社が、ユーザ数の増加に伴い利用に困難を感じるほど遅くなるというのはよくあることです。
そうした会社に比べれば、IIJmioは多数のユーザ数を抱えて更に拡大を続けながらも安定はしているといえます。
利用者増加ペースが早すぎて設備増強ペースが追いつかないんだとしたらユーザとしてあまりおすすめするわけには行かないような気もしますが、そこそこの回線速度で十分であるというならば、やはりおすすめの一つです。
UQ mobile
Y! mobile
回線速度で優位に立つ格安SIM会社その2。Softbankのサブブランドです。定義上ここはMVNOではないです。そのせいで言葉を正確に使おうとするとややこしいことに。大半の利用者にとってはどうでも良いことだとは思いますが。
ここ数ヶ月の傾向としては、UQとY!は回線速度においては格安SIM業界の中で別格という感じ。
mineo
3大キャリア(MNO)に近い位置にいるUQとY!が台頭してくる前は、MVNO界でIIJmioと双璧をなす存在でした(個人の感想です)。双璧どころか、回線速度やユーザーフレンドリーさでむしろIIJmioより上回っているとも感じられます。そもそも長期利用者向け優遇サービス開始もIIJmioよりmineoのほうが早かったようですね。
私は今のところIIJmioユーザなので今回のプレスリリースに浮かれてこんなタイトルの記事を書き起こしたのですが、mineoに負けてた!
MNOに嫌気が差してMVNOに転向した私としては今でも気になる存在です。
その他
過去には回線の速さで話題になったMVNOキャリアは他にもあります。でもその多くが、利用者の増加に伴い速度が並レベルに、下手したら並以下に落ち込むという歴史を繰り返してきました。
NifMoとかLINEモバイルとか、今でも悪くはないと思いますけど。長期的に見たときの安定性はIIJmioやmineoに比べると一段落ちるかな、という印象です。
おわりに
MVNOで長期利用者優遇という話が出てきたことにうかれて記事を書いてしまいました。いちユーザの感想としてどなたかの参考になればと思います。
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