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Acer ChromeBook R13 使用感の報告

ChromeBookを買いました。

Acer Chromebook R13です。メモリ4GB、SSD64GB。


Acer Chromebook R13公式

いまさら記事にしていますが、3/21に米Amazonに注文して3/29に到着しています。
なかなか早いですね。
個人輸入ということで注文も緊張しましたが、やってみればあっけないものです。



思ったより記事が長くなったので、結論だけ先に書きます。
総じて満足です。

良かったところ

  • 動作が軽快
さすがChromebook。E200HAとは動作の軽さが段違いです。
そして、本体の質感が、値段に似合わずすごく良い感じです。持ってひんやりする金属筐体。なんちゃって金属光沢(実はプラスチック)のPCとは一味違います。
全体としては強度もかなりありそう。

  • ほとんどセットアップ不要ですぐ使える
やはり開梱してからセットアップ完了するまでの間、電源入れてから利用可能になるまでの間、で手間がかからないのはとても良いです。
今回、Linux環境でも作ってみようかとトライしてみた関係で何度もPower Wash(出荷時の状態に戻すような操作)をしましたが、その後すぐにもとに戻せるのは便利でした。

  • 画面がきれい
Full HDの画面は値段からすれば十分にきれいです。

  • タッチパッド操作にストレスがない
タッチパッドも(2本指・3本指ジェスチャーも含め)すごく使いやすい。
私が昔使っていた別の機種では、キー打ってるときに手のひらがタッチパッドに当たるとマウスカーソルが飛んでいったりすることなんかありましたが、そういうストレスを感じる動きは皆無で、よく調整されている感じがします。

  • バッテリー持ち
電池は非常によく持ちます。事実上一日中外で使える感じ。
いざとなれば、普通のUSB充電器が使えるので、バッテリーやUSBのACアダプタをスマホと共用できます。

イマイチだったところ

  • 少し重い
覚悟していたことではありますが、やはり大きいだけあってちょっと重い。
個人的には問題ないのですが、やはりVivobookなどと比べたりして客観的に見てしまうと……。
体格や普段持ち歩く鞄のサイズによっては厳しいでしょう。

私は広い画面を優先したかったからこの機種を選びましたが、人によってはもう一回り小さくないと持ち運ぶ気がしないという人はいると思います。

  • テキストエディタの選択肢が少ない
Chromeアプリしかないことは重々承知の上でChromebookという選択をしています。
そして、WriteBoxあたりのアプリでこと足りるだろうと思っていたし、実際に今のところ足りてはいます。

でもやはり贅沢を言うならばテキストエディタの選択肢はもっとほしい。何か寂しい。

まあおいおい考えましょう……。


と、イマイチだったところはこれくらいです。総じて満足。

TIPS

Chromebookを使い始めて思ったこと、試したことなどについてメモとして残しておきます。

croutonを用いたLinux化について

テキストエディタ選択肢増やしたい一心で、croutonという界隈では有名なツールを使ってLinux化に挑戦してみましたが、うまく行きませんでした。
正確に言うと、ある程度のデスクトップ環境まではできたのですが、Mozc(日本語入力)やAtom.io(エディタ)が動きませんでした。

ARM64bitアーキテクチャに対応したビルドパッケージがないことが原因(たぶん)と思います。私のLinux知識では詳しいことはわからず諦めました。
こういった作業をメインに行いたいならIntel機が良いですね。
ただ、その場合はChromebookにこだわることもないような気がします。

USBポートについて

Standard Aポート(USB3.0)とUSB-C(USB3.1)の2つがついています。
Aポートの環境もまだまだ私の周辺で現役なのでありがたいです。

USB-Cポートで充電します。
たぶんUSB-PD規格で充電していると思いますが、どのようなパワールールで充電しているのか不明です。

……と、あえてできるだけ規格名称をいろいろ使って表現してみました。
私の理解の範囲でできるだけ正確を期したつもりですが、USB周りの状況って昔(USB2.0時代)に比べてややこしくなっていますね。

最近のUSB事情(特に充電がらみ)は複雑になっている、ということを踏まえて、次の充電の項へ。

充電について

付属の充電器はそれなりに大きいので、いざというときのために持ち運ぶのは前述の通りスマホと共用のUSB ACアダプタにしています。

本来であればここで「このACアダプタがおすすめ!」といえるのがあればよいのですが、どうも現状では「非の打ち所がない」といえるものがなかなかないようです。
理由をざっくりと言ってしまえば、先に書いたとおりUSBの規格が複雑なため。
現状では、規格を厳密に守れている製品はかなり少ないようです。


  • トラップ1:USB-C充電器のワナ

USB-C出力の充電器でR13のUSB-Cにつないで充電したい! ということを当然考えるのですが、あまりキチンとしていない充電器とちゃんとしたUSB-C to Cのケーブルの組み合わせで充電しようとすると、ケーブル内部のICチップが壊れる可能性があるとのこと。

参考:Quick Chargeは一部のUSB Type-Cケーブルを破壊するので注意

あえて言うならばGoogle製が規格準拠しているけど少しお高めで、Anker製が一部規格を満たさない部分もあるものの比較的安全な作りになっている、というのが定評のようです。(2017/6/12現在)

というわけで私自身はUSB-C出力の充電器を買うのは今しばらく見送る予定で、かわりに当面はUSB Type A-Cの変換コネクタを使用することにしました。


  • トラップ2:USB変換ケーブルのワナ

しかし、実はUSB A-Cのケーブルについても品質問題が盛り上がっていました。


これはこれで怖い(というかケーブル内のICチップを破損する先の問題より怖い)のですが、幸いなことに、「これはセーフ」という製品がだいたい知られています。

    • Anker製品
    • Belkin製品
    • USBの認証ロゴがついている製品

メジャーなところでこのあたりなら大丈夫そうです。(保証はできませんが)

電源関係(充電器、バッテリー、ケーブル)は、扱うエネルギーが大きいだけに、トラブルが発生したときの影響が大きいと思います。
安物買いの銭失いとならないようにしましょう……。

スマホを使ってのテザリングについて

Chromebookの性質上、ネットワークにつながっていないとできることが限られるわけなので、モバイルルータやスマホのテザリングで接続する機会が多くなります。

求める接続速度にもよるでしょうが、動画視聴とかでなければ省電力のBluetoothテザリングで行きたいところ。ですがこれは今のところできないようです。

Wi-Fiテザリングは当然OK。何も問題ありません。

USBテザリングは、Androidであれば可能です。iPhoneの場合はPC側にiTunesが必要になるところ、Chromebookには入れられないのでアウト。
Wi-FiテザリングができるのにUSBテザリングする意味はあるか? というところですが、例えばAndroidにタウンWiFiあたりを入れておくと、モバイル網につながっていても公衆WiFiにつながっていてもChromebook側では同じように使える、というメリットがあります。Chromebook側で改めて公衆WiFiセットアップする必要はありません。
あと、スマホがChromebookバッテリーから充電される……と、いうのは、メリットかどうか微妙ですが……嬉しい場面もあるかもしれません。

まあ声高に主張したくなるような大きなメリットというわけでもありませんが、こんな使い方もできます、ということです。
こんな使い方をする場合にも、USB Standard-Aのコネクタがあるのはありがたいですね。

最後に

余談が長くなりました。
しばらくこの機種とは良い付き合いができそうで、おすすめです。
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